相(あい)見積もりの考えかた
相見積をおすすめるのは単に工事金額の安いお店を探しましょう、という事ではありません。お客様とお店や担当者の相性もあるでしょうし、何よりも外構工事を頼むだけの信用と信頼を寄せられるお店がどうかを知ることが第一だと思います。外構工事の仕様は、例えば駐車場のコンクリートの厚みが10㎝のお店もあれば、12㎝・15㎝のお店もあります。ブロックの基礎を鉄筋を組まずに施工する会社もあれば、きちんと安全性を考えて施工する会社もあります。当然そのお店お店で施工の仕方や、工事安全管理、施工品質は異なってきます。ですから価格だけで決めることは妥当とは言えないはずですが、どうしても価格を優先に考えすぎてしまいます。それは高価な買い物ゆえ仕方のない話です。ですが高価な買い物ゆえに失敗もしたくはないものです。なのでただお安い金額の見積の提出を希望されるのではなく、わかりやい図面の提出、安全管理、工事品質、工事保証、万一の際の保険加入のことなど、お伺いしてみてはいかがですか?もし少しでもお客様ご自身で不安に感じることがあれば、再考されたほうが良いかもしれませんね。外構工事には普段財布に入りきらないほどの金額を払うわけですから、ただ安いだけということで頼んで後悔しないようにしたいものです。では、どのように相見積をして施工会社を選んでいけば良いのでしょうか?
1 一度はお店に足を運びましょう
まず、打合せ場所ですが、そのお店かお客様のご自宅、またはお客様の指定場所等になるわけですが、是非一度はそのお店に足をお運びになるべきかと思います。その所在と店内の雰囲気や対応の様子を観察することでお店の外構への取り組み方やお客様に対するお店の姿勢がわかるのではないでしょうか?
2 よく要望を聞いてもらいましょう。
打ち合わせに際し、お客様のご要望やご希望をきちんと伝えてください。また、そのお話によく耳を傾けてくれるかをチェックしましょう。
3 外構の完成をイメージできる図面
お店が提出する図面ですが、お客様がイメージできる図面を提出してくれたか(これは単にCAD図が良いわけではなく、その提出図面でいかにお客様自身が工事完成後のイメージができるかではないでしょうか。)仮に提出される図面が平面図だけでもお客様がご納得できるならいいのではないでしょうか?さらに打合せで伝えたお客様のご希望・ご要望が図面に反映されているのかどうかも確認するのを忘れないでください。
4 見積りは説明してもらうのが大事
図面と同時に出されるお見積ですが、まずどうしても合計金額に目が行ってしまうと思います。しかし担当のプランナーに各工事種別の見積数量・金額の説明を図面を示しながら行ってもらいましょう。そして自分の思っていた以上に金額のかかる部分などを把握しておくのも大切です。また外構工事を進める上で一番大切な図面や見積書をFAXや郵送だけでなんら説明もしてくれないお店に、ただ安いからと工事をお頼みになるのは避けたほうが賢明ではないでしょうか?